2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

地表変動論と植生の被覆

はじめに、 地表変動論は1979年に東三郎先生の書かれた論文である。これを、馬場多久男先生の南アルプスのカラマツ生育の消長に適用して、1995年に森林と土砂流出の循環的変動の考察の論文がまとめられた。地形形成と植生の消長が関連し、土砂の変動の中で一…

風景の創造

朝日が出てくるまでの一瞬から朝日によって風景の様相が変化する。平板な陰影は色彩を帯び、陽光によって膨らみを帯び、遠景に向かって近景から中景へと視線が連続する。それとともに、大気が息づき、場所から眺望へと広がる空間全体が見る主体と一体となる…