2018-01-01から1年間の記事一覧

森林美学基礎理念の応用

森林美学の第2編は森林美学の基礎理念の応用となっています。さらに第2編はA:森林造成と森林経済、B:森林の装飾とされています。Aで林業経営と森林施業における森林美の発揮、Bで森林デザインによる森林美の向上が取り上げられています。応用のAが森林施…

森林美学の基礎理念は風景原論

森林美学第1部の表題は森林美学の基礎理念です。 ザーリッシュの森林美学のモットーはゲーテのヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代から、技能を芸術に高める言説を取り出したものです。森林経営の技能から森林に美をもたらす芸術へと高揚することが森林美学…

森林美学の発刊

ザーリッシュの森林美学が発刊された。 とうとうなのか? やっとなのか? ついになのか? 私も5人の監修者の一人であった点からは、他の4人の監修者の方々と海青社の社長と編集者のご努力に感謝したい。森林美学の創始者のザーリッシュの名文への敬意とと…

散歩者の夢想

ルソーの著から期待する散歩の風景を見出すことができる。それは、最初の散歩で、まるで国木田独歩の武蔵野を思い起こさせた。孤独なる散歩は独歩の名前と関係するのであろうか?しかし、その散歩は帰途の大変な事故に遭遇して悪夢に化してしまった。また、…

森林の散歩

森林美学の中で、ザーリッシュは「森林芸術とは「森林の散歩」を美的に向上させることである」と判断している。森林は博物館であり、美術館であるとも述べている。 私は毎日、愛犬とともに散歩している。散歩のコースは日によって異なるが、住居からは住宅地…