ゴミ処理施設用地選定委員会

何故、表記の委員会に出席しているのか?上伊那広域圏において集中的に可燃物ゴミを処理する施設が必要とされ、伊那市がその施設を受け入れることになり、その用地を選定することになった。現在の消費社会は日々商品を持ち帰り、ゴミを生じさせる。多大の精力を使ってそのゴミを処理しなくてはならない。ゴミを生産するのは個々の住民、上伊那中から集まるゴミを一箇所の施設で処理する。その一箇所の場所を喜んで受け入れる地区はいない。しかし、どこかが受け入れなくてはならない。その場所を選定する委員会なのだ。ある地区が設置の候補となったというだけで、反対する地区が現れる。生ゴミは土に返り、包装した新聞紙は燃やせばよい、昔はそうだった。しかし、巨大なゴミ処理施設で上伊那中のゴミを処理しようというのだ。その施設は必要不可欠なのであるが、設置された地区には犠牲と住民の我慢が必要とされる。これは上伊那住民皆の問題なのだ。しかし、ほとんどの人は何が問題となっているのか知らないのであろう。自分もこの委員会に加わっていなければ知らなかったであろう。人と環境の具体的関係、大量消費の現代社会、その中でゴミの縮小が問題となっている。この矛盾は来るべき新たな時代の予兆なのだ。その来るべき時代の予見のためにこの委員会に出席しているのだ。