環境循環における環境計画 

 広域圏のゴミ処理施設を見学した。分別して集められたゴミは資源として再利用、焼却、埋立などで処理されている。とくに可燃物の焼却は、大気汚染への影響を微小にしており、高度な処理技術となっている。商品の生産と消費の結果としてのゴミを回収し、処理する技術の進歩は身近な所で高度なものとなっていることに感嘆した。一方で、ゴミの回収は消費者である個人の責任であり、地域組織として統制されて行なわれている。企業競争、個人の自由な商品購入とは逆に、ゴミは個人の義務と社会的な統制が支配している。自由主義経済と環境社会主義は調和したものなのか、矛盾なのか考えさせられる。また、環境社会主義はその集中処理設備の点から工業システムへの依存である。明日もまたゴミ処理施設に関連した委員会である。いずれまた、人と環境との循環的関係に果たすゴミとゴミ処理問題を取り上げよう。