NPO森林風致計画研究所 いよいよ発足

 森林風致計画研究所がNPOとして長野県の認可が得られる段階となり、法務局の届けで発足する段階となった。長野県の森林行政への寄与をはかる上で林務部長へご挨拶に明日出かけることになった。研究所の活動体制を説明し、展開の可能性を相談していきたいと考える。理事長に就任している責任の上で、各分野で活躍する強力な理事各位の分担領域とそれを、目的に応じてプロジェクト組織化できる体制を提示したいと考えるが、理事各位の承認は次の総会で得ようと考える。
 林務部長に訴えたいことは、森林の現況とそれに対する行政、施策の上で、森林に対する人間サイドの要求を加味することが、不可欠であり、森林風致の分野からのアプローチを加える必要があるということである。すなわち、森林育成とともに森林利用をはかり、逆に森林利用のために森林育成をはかることである。森林育成は木材生産を主な目的とするが、森林自体の環境が利用目的にもなっている。森林環境の向上をはかりながら、木材生産を包含した森林育成が必要となり、多元的な観点から、森林育成の方向を検討し、専門分野間及び行政と住民、研究者の協力体制を構築する必要がある。
 当研究所の理事と今後、募集する社員は、環境向上を目指す森林育成、また、担い手となる人材育成の教育に関わる必要な専門分野を分担できる。森林環境利用や森林資源利用の事業展開に関しても、構想から実践段階までをカバーする専門をカバーしていくものである。