生物多様性の低下と向上

はじめに
 生物多様性が、地球上の生物種の減少から、その持続が大きな問題となる。しかし、植物の多様性の面から、種の多さが生物多様性なのか、よくわからないことが多い。どのような区域の中で、生物多様性の尺度があるのだろうか。地球全体の種数、日本全体の種数が算定されたとして、気候帯ごとの種数が区分できたとして、各種の量的な希少さの判断から、危惧、危急種が指定されると想像する。各、市町村の植物目録に生物多様性評価から指定種が提示されるようになった。それらの指定種は保護対象とされている。ここまでは分かるのだが、地域の総数に指定種を含まない場合も多いだろう。