公園のシラカンバ

はじめに
 公園でサクラの木の中にシラカンバの木があった。サクラから抜きんでて生育し、単木の樹冠を広げている。さらに、大木になる可能性がある。しかし、虫がつきやすい弱点があるので、その虫が入らないことを期待するのみである。シラカンバの樹皮から甘いシロップが取れるそうで、北海道ではシラカンバの林で樹液の採取を行っているところがあるそうである。シラカンバその白い樹皮から親しまれ、信州では標高が少し高い山地でアカマツに混生しているのを見かける。群生して純林となっているところもあるが、山林火災の後でよく成立するそうである。単木のシラカンバは自然界では見かけたことはない。
 
 松本駅の前の街路にシラカンバの並木があるが、生き絶え絶えの状態である。それに比べてこの公園のシラカンバはいかにも生き生きしている。どこまで大木となるか楽しみである。