時代と世代

はじめに
 歴史的に時代を担う主体は生産労働の中核を担う世代といえるだろう。であれば、活気を帯びた時代となるに違いない。退職によって組織を離れ、労働の場が目の前から失われた。同時に、社会の中核は次世代が担っていることを実感する。自分の世代は社会の重荷ではないかと不安になる。そうならないように、次の世代のために負担のかわりに、貢献する事が必要であり、活気ある時代の出現を目指す必要がある。

森林の比喩
 森林は過去、現在、未来の時代を包含して成立している。人間社会の同じく、幼齢、若齢、壮齢、老齢の世代が森林構造を構成する。空間的には低層、中層、高層の垂直、密から疎の平面分布を構成する。世代の偏りは、社会構成を特徴づけ、幼齢林、若齢林、壮齢林、高齢林、老齢林は疎な高木林である。