竹林整備

 松本の竹林には、ハチクを見かける。手入れが悪い竹林は密生して、太い竹でも曲がり、折れ重なっているのを見かける。林床は暗く、植生は何も無い状態である。道にまで倒れてくることもある。農業資材などにも利用されず、タケノコも採られないためであろう。
 こうした竹林の枯れ木や折れ重なった木を除き、ハチクのタケノコが採ることを期待して昨年から手入れを進めている。しかし、竹林の外縁に出てくるようで、林内にはあまり、タケノコを見かけない、農産物直売所のは一束、500円くらいで、出始めているので、そろそろ出ても良いころであるが、まだ、2〜3本しか収穫できない。ハチクのタケノコは、地上に大分、出ているものでも食べれるようで、柔らかい茎はおいしく、灰汁抜きの必要も要らない。
 採取した竹は道路沿いに枝を取って、山積みになってきたが、これから、竹柵などに利用しようと考えている。太さ、長さを揃えて、整理しておく、必要があるが、一般的な用途はないものであろうか?以前は竹細工の職人もいたが、今まで、続いている人はいるのであろうか?

 松竹梅は日本人、中国人に珍重された木であり、すし皿の等級にも使われている。梅林が病害の被害で危うく、松林もマツ枯れで全滅した地域が広がり、竹林も利用されない状態が嘆かれている。美林を再現を夢見るが、空想に終わるのであろうか、ささやかな竹林に期待を寄せている。