アルプス公園の樹林衰退

 松本市のアルプス公園は拡張計画の委員会に参加していた。松本市発足の記念事業に緑化フェアーを誘致し、大々的に開設を祝いたいとの意図が、松本市から計画を委託されたコンサルタントにあった。しかし、市民代表などによる委員会では賛否両論で、対立し、結果として生まれた拡張計画は、既存区域。公園利用拡張区域と自然保護区域の3区域が並立した状態で成立した。
 今は、松本住民の一人として公園内の各所を利用しており、公園の樹林の変貌を目の当たりにしている。アカマツの枯死、カラマツの衰退、ニセアカシアの倒木、サクラの老朽化、広葉樹林の過密状態と目を覆う問題山積である。
 一度、公園課に出かけて、こうした問題に取り組むように進言に出向いたことがあるが、公園内の樹林は農林課によって行われているとのことで、公園林としての樹林管理の必要を意識していない状態にがっかり、させられた。公園管理も外部委託に出され、公園課の直接関与も希薄な状態であった。