地球生命圏

毎日新聞の「科学の森」欄6月29日の記事『上空と地下の生命圏より広く」より、地球の生成の中で生命の起源と進化が明らかされてきたが、上空と地下に対する生命圏の広がりに関する日本の研究機関の地球探査の成果の報道である。
 海洋の平均深さ3.8キロ、陸地があり、海洋と陸地の上に大気圏がある、大気圏は対流圏が10キロ、成層圏が40キロあり、生命圏は対流圏から成層圏に広がっていることが明らかになった。地下は海底からマントル層に達する地殻が6キロでここにまで生命の存在が認められ、生命圏は上空70キロ、地殻約10キロまでとなるということである。世界最高の山ヒマラヤ山脈にある標高8,848メートルの山エベレストは対流圏の最高度に近い。「最高の深さは、10,920m±10mとされています。」ということはマントルに達する深さである。
 大気中の水分の循環が海洋を作り、陸地を冷却して地殻を形成し、生命の誕生と陸上の植物の誕生が大気を浄化し、生物の進化をもたらしたとされる、ここから先は、最近買った「生物進化の大図説」マイケル・J・ベントン他監修が古生物学の素晴らしい成果をまとめている。
 地球は45億6千年前に生まれ、35億年前に生命が生じた。